春に出会う植物の香り -③
マグノリア / 日本ではモクレンのことをいいますが、種類の多い植物。(モクレンやタイサンボク、コブシなど色々とありモクレン科の全てのことをマグノリアといいます。)
マグノリアとは春先に香りのいい花を咲かせるモクレン科モクレン属の総称です。
マグノリアの種類は多く、地域によって捉え方は違い、日本ではマグノリアというと「モクレン」の印象があるのですが、アメリカでは「タイサンボク」のイメージが強いようです。
モクレンやハクモクレンの香りは「優雅でエレガント」「柑橘系のフルーティーなさわやかさ」といったように表現され、また雨が多くて湿度の高い梅雨の時期に素敵な香りを漂わせながら咲くタイサンボクの香りは「華やかで上品な甘さ」といったように表現され、また植物が終わりに近づくとクリーミー感が表面に出てきたりと、同じモクレン科でも容姿も香りも異なり、それぞれ個性があります。
一般的に香水や石鹸などにも使われているホワイトチャンパカ。呼び名の通りモクレン科オガタマノキ属に分類される常緑高木で、世界的に見るとホワイトチャンパカの精油は香水・化粧品類などの“香料”として使われることが多い存在となっています。
マグノリアの芳香成分に含まれるリナロールは鎮静作用が期待でき、不安や緊張、イライラを抑え、心を落ち着かせてリラックス効果を与えてくれるとも言われています。
透明感ある優しいロージー(ローズ様)な香りに薄っすら柑橘系の香りが身体に溶け込む。シモクレンが辺りを透明感ある優しい香りとお花の色で美しい空間を生んでおり、私はその空間に引き込まれ、今年はシモクレンの開花時に触れる事ができました。
なんでしょう、生の植物に触れ、香りを嗅ぐと、何とも言えない高揚感が溢れ至福な感覚に。
また、精油にもよりますが、この感覚はエネルギーの塊である精油を嗅いだ時にも同じような感覚を体感します。
人間に備わっている色々な感覚、せっかっくなら生きている間に地球で感じられる美しい感覚を思う存分楽しみませんか。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
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