香りが心に触れ、身体がそれに呼応する瞬間

あっという間に春が過ぎ、梅雨が無かった2025年の夏も終わりに近づく今日の風は、まだ残暑の湿度が高い中、ほんのり甘く、ドライな植物や土の香りを感じさせてくれる秋を伝えてくれています。

本来は自然は季節の変化を忠実に伝えてくれ、自然と私達人間は順応する。

香りは、嗅覚を通じてダイレクトに脳の「大脳辺縁系（感情や記憶を司る部分）」に働きかけます。そのため、心の状態や身体の緊張に即座に影響を与えることができるのです。香りによって安心感が得られたり、集中力が高まったり、逆にリラックスして眠気が誘われたりするのはそのためです。

香りは、自然がくれる静かなメッセージ。

目に見えないその橋が、あなたの心と身体をそっと結びます。

風に乗る香りは、目に見えぬけれど確かな橋。

忘れていた記憶を呼び起こし、心と身体をそっと繋げる。

それは、自然が私たちに贈る静かなメッセージ。

日常で意識をして自然の香り嗅ぐと、香りが心に触れる瞬間、身体がそれに呼応する。

自然は言葉を持たずとも、風の音、葉の揺れ、雨の匂い、夕焼けの色など、あらゆる形で私たちに語りかけています。

静けさの中に、風が語る。

「焦らなくていい」と、葉のささやきが心に触れる。

自然は今日も、静かな声で私たちに生き方を教えてくれる。